駅ホーム隣に無人宿泊施設 「JRモバイルイン函館」来年1月開業

update 2025/7/25 07:43


 JR北海道の綿貫泰之社長は23日の定例会見で、JR函館駅に隣接する同社のパークアンドライド駐車場内に、同社と子会社の北海道ジェイ・アール都市開発(前川直之社長)、ミサワホーム(東京都新宿区、作尾徹也社長)の3社で、トレーラーハウス型無人宿泊施設「JRモバイルイン函館」を2026年1月に開業すると明らかにした。総工費は約2億円。

 JR北海道グループとミサワホームは、道内でサービス付き高齢者向け住宅や分譲マンションの開発、分譲に加えて宅地開発を手掛けている。JRモバイルインは2019年12月に開業した札幌琴似店を皮切りに、千歳と富良野で展開している。

 新たに開業するJRモバイルイン函館の建物は、従来のコンテナ型ではなく、ミサワホーム製のトレーラーハウス「MISAWA UNIT MOBILITY『MOVE CORE』(ムーブコア)」をL字型に2台1組で連結。計5室の客室を設置し、1室最大4人まで宿泊できる。

 客室内には寝室のほか、2段ベッドを配したリビングルーム、シャワールームとトイレを完備。各室にウッドテラスを設け、客室内からは函館駅に停車中の車両、ウッドテラスからは函館運輸所や、車両の方向転換を行う「転車台」を見ることができる。宿泊時の本人確認や客室の開錠番号の通知は、施設内の無人受付カウンターでタブレット端末を介して行う。

 綿貫社長は「函館駅と函館運転所に挟まれ、道路に隣接してないことから、建物ではなく車両扱いのトレーラーハウスとした」とし、「インバウンドで増えているファミリー層に利用していただければ。1室2万円からで、観光のお客さまや鉄道ファンにも利用を訴求していきたい」と述べた。

 また、会見では6月の北海道新幹線の1日当たりの利用者数が前年比6・1%減の5100人となったと明らかにした。綿貫社長は「6月は『大人の休日倶楽部パス』の設定日が前年より3日減少した」と要因を述べた。

提供 - 函館新聞社

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