函館や道南の風景が登場する本マニアとして

漫画『ゴールデンカムイ』や映画では『名探偵コナン』など、函館や道南が登場する漫画、映画や小説の作品は数え切れないほどあります。それらをみつけると、ついついポチッと買ってしまうのですが、ここ数年のお気に入りはいわゆる”街角観察”的な風景の中で函館や道南が登場している本です。

取材のアテンドをさせていただいたりすることもあり、そうなるとなおさら思い入れは深くなるわけです。その中の1冊が本日のDaysBlogのメイン写真に写る『I ♥ Pachinko Hall | 八画文化会館』(特別監修:栄華)です。

この本は、いわゆる「ムック」という種類の本でして、あるヒトツのテーマに基づいて1冊が作られているという好きな人にはたまらないヤツなのです。なかでも、この『八画文化会館』シリーズは、八画出版部(現:Nuts Book Stand)が出版していたムックで、どのシリーズも、デザインも装丁も中身も激烈に素晴らしくyossy好みなのです。

この『I ♥ Pachinko Hall』は、人気『八画文化会館』シリーズののカリスマ的人気を誇ったムックで、なおかつ函館・道南のあそこ!も掲載があるという、私的には1冊で10粒美味しいというようなムックなのです。

パチンコと言うと、とかく「勝った」「負けた」という内容になりがちなのですが、この本はパチンコホールとその周辺の文化について語られています。監修したのは、日本全国津々浦々のレトロパチンコホールを訪ね歩き、取材しまくっているライターの吉田栄華さん。

このムックの中で掲載があるのは、すでに今は亡き松前郡にあった小さくてアットホームなパチンコ屋さんのこと。取材のアテンドとして、ともに現地に向かったのはもう10年以上も前のことですが、昨日のことのようにありありと思い出すことができます。


(引用:『I ♥ Pachinko Hall』(八画出版部)/P54より)

それにしても、どんな分野であれ、1つのテーマに沿って文化や歴史を深堀りしていくと、その当時にそこで働いて食べて遊んで暮らす人々の息遣いが、さまざまな側面から浮かび上がってくるものですね。吉田栄華さんの視点で切り取った文章や写真から、数十年前にそこで過ごした人たちの生々しい息遣いが伝わってくるようです。

ちなみに、このムックは爆裂人気だったこともあり、すでに完売状態となっており、入手は非常に困難と思われます。

世の中にはいろ~んな本があるもんですネ

パチンコにまつわるレトロな文化、街角観察に興味が湧いた人は、同じ作者の以下の本もご参考にどうぞ。

『偏愛パチンコ紀行』は前述したムックをさらにマニアックにした本で、こちらは出版社の公式サイトで販売中です。『パチンコやさんのマッチラベル』は、最近流行りのZINE(いわゆる同人誌)で、日本各地で開催されている「ZINEフェス」などで販売中のようです。(詳しくは吉田栄華さんの公式noteにて)

八画文化会館シリーズは、実はこの『I ♥ Pachinko Hall』だけでなく、いろいろなジャンルの本があります。私が他に所持しているのは、

ちょっとレトロな商店街の写真を眺めるのが好きなのでこちら。まだ在庫もあるようなので、気になる方は要チェック。函館の大門商店街にアーケードがあった頃など、本当にあの雰囲気が好きでして。

これは2005年の函館港まつりの5日目に松風町の風景。アーケードがいい味出してくれるんですよねえ、商店街って。いーハコでもたっくさんのデジタルデータがあります。『peeps HAKODATE』(リンク先は公式Xアカウント)さんなどに写真データを提供させていただくこともあるのですが、事務局としてもなんらかのZINEが作れたりしないかな~と思ったりも。駄菓子菓子、写っている人の権利関係のことを考えると本という形で頒布するのは難しいか……?とも思ったり。

函館には2005年から開催されている「世界に一冊だけの本・展」があります

なお、本文中で少し触れていますが、いま日本では空前のZINEブームらしく、小規模・大規模な販売会が開かれています。函館ではまだ「ZINEフェス」としての販売会は耳にしたことが無いのですが、スピリット的に近いな~と個人的に思っているのが「世界に一冊だけの本・展」ですね。

その歴史はもうかれこれ20年ほど前からになりますね。最初に開催されたのが2005年ですものね。ZINEはある程度の量産、販売が軸になりますが、こちらの展覧会は「一冊だけ、自分や大切な誰かのために作った本・作品を展示する」ということが軸。どちらも愛とパッションがあふれています。

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