商品造成へ招へいツアー 南茅部地区でタラソテラピーなど体験

update 2025/11/22 07:31


 函館の任意団体「函館ブルーデスティネーション実行委」(佐々木馨代表)が取り組む観光コンテンツ造成事業で、東京の旅行会社を招いたツアーが、市南茅部地区で行われた。函館産ガゴメコンブを使ったタラソテラピー(海洋療法)などを体験。参加者の満足度が高く、少人数でも同地区の魅力を楽しめるプランを練り上げる考え。

 今年度の観光庁「地域観光魅力向上事業」を活用、2社から計4人を招へいし今月6〜7日に実施した。4人は国内クルーズ船着地プログラムの開発を手掛けており、地域資源を生かしたプログラムを開発し、クルーズ客の満足度向上と地元経済の活性化を目指す。

 タラソテラピーは、ホテル函館ひろめ荘の宿泊者専用風呂を使い、コンブを入れた風呂の入浴、顔など体にコンブエキスを塗ってマッサージを受けた。施術者は講習を受けたひろめ荘の杉林洋子支配人と、同地区在住のビューティータッチセラピストの福嶋恵さん。

 また、大船町のコンブ漁師高谷大喜さんの作業所を訪れ、養殖コンブ漁について解説を受けた。函館山山麓では、型枠工事業「月永組」のモデルハウス「ツキトヒ」(谷地頭町)、貸別荘「プレデラメール」(弁天町)のハイグレード施設を視察した。

 参加者アンケートによると、「とても満足」が1人、「満足」が3人で、高評価を得た。自由記載欄には「函館寄港の際は、市内ツアーがほとんどなので、新しくツアーに組み込める場所を探していた」「函館の新たなコンテンツを発掘できた」との声が挙がった一方で、改善点として「クルーズ船を対象する場合、収容定員を拡大してほしい」「富裕層の個人旅行をターゲットにしては」などの意見があった。

 タラソテラピーに関しては「コンブを使ったパック、風呂など普段できない体験で女性に受けると思う」「100%天然素材を使っているのが良い」と好評を博した。

 事業受託者のノース技研(函館)の池田敏春経営戦略室長は「少人数でも南茅部に来てもらえる魅力づくりを進めるとともに、富裕層の個人旅行をターゲットにした商品造成を進めたい。今後も旅行会社と協議を続ける」としている。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです