備蓄米求め行列 コープで販売、5キロ1922円

update 2025/6/25 20:48


 随意契約で売り渡された政府備蓄米の販売が全国各地で広がる中、函館市湯川町1のコープさっぽろ湯川店(折口健一店長)で24日から、随意契約の政府備蓄米の販売が始まった。

 コープさっぽろ(札幌)は、随意契約で1500トンの備蓄米を調達し、道内の全109店舗で、段階的に毎週火曜に販売する予定。

 24日は函館のほか、札幌、旭川、釧路など道内の店舗で、2021年度産の備蓄米を、5キロは2000円を下回る1922円(税込み)で、2キロは778円(同)で販売した。

 湯川店では午前9時の開店を前に引換券を配布し、約90人が列を作った。「くらし応援米」の名称で5キロ220袋、2キロ40袋を用意し、店頭に積み上げた。

 一番先頭で並んでいた男性(76)は「午前6時ごろに来た。毎日、コメを食べるので、コメが高くなって困っていた」と話した。

 午前9時になると、並んでいた人たちが店内に入り、次々と買い求めた。工藤照雄さん(78)は「年金生活なので、コメが高く、すごく大変だった。コメは一週間に一回くらいで、代わりに麺類や食パンを食べていた。妻がコメ派で、ご飯が好きなので、備蓄米が手に入ればと思って買いに来た」と話していた。

 コープさっぽろでは、宅配システムのトドックの注文受け付けを30日から開始する。

 湯川店の折口店長(54)は「多くの家庭に手に渡るよう、一家族一袋とした。備蓄米を販売することで、コメの市場価格の沈静化につながり、皆さんに安定した価格、量のコメを提供できるよう、引き続き尽力する」と話した。

提供 - 函館新聞社

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