ニシンのピロシキを発表へ 函水3年2人 全国水産研究大会

update 2025/12/1 20:11


 【北斗】未利用魚の有効活用や魚食普及のため、ニシンを使った「はこだて焼きピロシキ」の開発に取り組む函館水産高校水産食品科の3年生2人が12月11、12の両日、愛媛県宇和島市の宇和島水産高校で行われる全国水産・海洋高校生徒研究発表大会に、北海道代表として出場する。

 同校は、2018年から渡島総合振興局の依頼を受け、課題研究の中で未利用魚や低利用魚を用いた商品開発に取り組んでいる。今年は函館市、道南のパン店などでつくるソユーズはこだて焼きピロシキ(北見伸子代表)が主催する「高校生×ピロシキ企画」(地元高校生の食関連事業への関心を深める事業)の新メニュー「はこだてピロシキ」として、ニシンを使ったミートソースとチリソース入りのピロシキを試作した。

 11月2、3の両日、グランディールイチイで行われたピロシキフェアで初めて販売した。5、6日に小樽市であった道高校水産クラブ研究発表大会で最高位の優秀賞を獲得し、全国大会への出場権を手にした。

 全国大会でスピーチを担当する3年の柳屋唯莉さん(17)は、研究テーマのニシンの小骨を解決した方法について「焼けば良いと思いつき、アルミホイルに包み、オーブンを使ってニシンを丸焼きにしたところ、骨が取りやすくなった」と、水産食品科ならではの工夫を話す。

 スライドの操作を担当する大東花音さん(18)は、仕上がったチリソースについて「うま辛に仕上がり、小骨もなく、食べやすい。食べ比べをしたところ、以前作ったブリを使ったものよりもおいしいとの声があった」と、商品の完成度を強調した。

 全国大会に向け、柳屋さんは「小樽の発表のときは緊張した。全国大会では緊張しないように頑張りたい」、大東さんは「小樽での発表の経験を元に、スライドの表示スピードを見直したい。目指すは全国1位」と、それぞれ意気込みを語った。

提供 - 函館新聞社

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