鹿部駅開業80年 記念式典とコンサートで祝う

update 2025/6/4 20:54


 【鹿部】JR鹿部駅(本別)は、1日で開業から80年を迎えた。同日には駅待合室で開業記念式典と記念コンサート(鹿部温泉観光協会主催)が開かれ、町内外から100人以上が来場し、駅の開業からの80年の歴史を振り返った。

 同協会の吉英樹会長はあいさつで駅の歴史に触れ「今では想像できないが、通学の学生であふれていた。とても懐かしい」と往時の様子を振り返った。来賓の盛田昌彦町長は「鹿部駅は数多くのボランティアに支えられている。地域おこし協力隊が開業80周年記念イベントを開催してくれて、本当に感謝している」と話した。

 2023年から同駅を管理するJR七飯駅の松田祐輔駅長は「同協会が昨年からシカベステーションとして待合室を利用し、駅を盛り上げる取り組みを行っている。感謝したい」と話した。また、大和ハウス工業の平岩伸一さんは駅と隣接するロイヤルシティ鹿部リゾートの成り立ちを説明し「函館本線と駒ケ岳、反対側には内浦湾(噴火湾)があり、創業者が風景に感動し、すぐに部下を当時の鹿部村役場へ相談に向かわせた」との逸話を紹介した。

 来賓4人と今年80歳を迎える町民4人は、鹿部中学校吹奏楽部によるファンファーレの演奏の後、駅前の一角にサクラの苗木8本を記念植樹し、来場者から拍手が上がった。

 記念コンサートでは6組が演奏。「遊音」による琴や「ゴールデンローズ」による大正琴の演奏などが披露され、最後は全員で「水平線の見える町」を合唱してコンサートを締めくくった。

提供 - 函館新聞社

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