JR北、仁山駅廃止の意向 廃止時期は示さず

update 2025/7/29 21:39


 【七飯】JR北海道は29日までに、函館線仁山駅を廃止する意向を明らかにした。利用者の減少が理由で、具体的な廃止時期は示していない。

 28日、周辺住民を対象に町が開いた説明会で、JRの担当者が伝えた。

 同駅は1936年9月に列車の行き違いを行う「信号場」として開業。43年に仮乗降場として旅客営業を始め、87年4月1日の国鉄分割民営化に伴い駅へ昇格し、現在は無人駅。今年3月現在、函館方面への列車12本と森方面への列車8本が停車しているが、近年は駅隣接のスキー場が休業するなど利用者が減少していた。

 町によると、今年4月ごろに廃止の打診があり、説明会では同社の担当者が20〜24年の1日平均の利用者数が1人以上3人以下とし「駅の存続には、概算で年間500万円の維持費がかかる」と説明した。

 住民からは「維持経費を減らして残してほしい」や「子どもがいずれ通学で使う」などの声が挙がったという。町は存続に向けて再考を求めており、同社は町側と引き続き協議をする考えを示した。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです