IT企業「みのり」、4日に手作りマスク販売

update 2020/4/3 07:08


 新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが手に入りにくい状況の中、函館市内のIT企業「みのり」(桔梗町379、加藤進社長)は4日、子どものいる世帯に手作りマスクを販売する。

 販売枚数は400枚。1枚200円で、午前9時〜正午、同社社屋で販売する。

 対象は道南在住の小学1年〜高校3年の子どもとその保護者で、同社は「保険証など子どもの数を証明できるものを持参してほしい」とする。販売は当日のみ。総人数の4倍までの枚数の購入が可能だ。

 マスクは、加藤社長の母、みつ子さん(76)が、さらしやゴムなどを自費で購入し、2月下旬から1枚1枚ミシンを使い製作してきた。もともとは社員に配布するため作っていたが、「困っている人の力になりたい」というみつ子さんの思いを加藤社長が受け止め、子育て世帯への販売を決めた。加藤社長は「これから新学期が始まる。マスクの用意が難しい家庭の力になれば」と話している。

 問い合わせは同社(0138・84・1231)へ。

提供 - 函館新聞社

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