自然を楽しむ時間を提供 大沼に通年営業のキャンプ場18日オープン

update 2020/1/17 08:10


 【七飯】道南で初となる通年営業のキャンプ場「BEYOND VILLAGE」(町大沼町158)が18日にオープンする。運営する山口颯一朗さん(28)は「冬キャンプは今注目されている。大沼のアクティビティーと一緒に楽しんでもらいたい」と話す。

 函館市湯川町にあるゲストハウス「Tune」の立ち上げメンバーとして勤務していた山口さんは、興味があった地域活性化事業に携わりたいと独立。そこで注目したのが大沼で「自然がきれいな場所が多いことや函館市内から30〜40分で来ることができ、可能性を感じた」と、別荘の分譲地を利用して昨年7月ごろから準備を進めてきた。

 コンセプトは「日常を飛び越えて旅する僕らの集いの場」。大沼の美しい自然を楽しむ時間を通年で提供し、自然を通した出会いや体験など、豊かでぜいたくな時間を過ごしてほしいと考えている。

 現在、テント10区画分を整備しており、夏には2倍ほどに増やしていく予定だ。料金は施設利用料が大人700円、小学生400円、小学生未満無料。テント1区画は1泊1000円、デイキャンプ(午前10時〜午後5時)は500円。テントやベッド、調理器具などが用意されているグランピングは定員4人で、2人まで1万円、1人追加ごとに4000円が加算される。

 山口さんは「この場所を1つの村にしていければと思っている。イベントも開催していこうと考えているので、体験や学びとともに大沼の自然を楽しんでもらいたい」と多くの利用を呼び掛ける。

 予約はウエブサイト(http://beyondvillage.com)へ。

提供 - 函館新聞社

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