鋼材販売会社が函館産イチゴの菓子店 6〜8日プレ営業

update 2019/12/5 07:13


 鋼材・建設資材販売の大一興業(函館市昭和2、大越信幸社長)が6日、末広町に「はこだて恋いちご洋菓子店」をオープンする。グループ会社が恵山地区で栽培したイチゴを使い、瓶詰めのプリンやソフトクリームを販売する。金森赤レンガ倉庫群などに近い立地を生かし、国内外の観光客に新たな土産品としてPRする構えだ。

 大越社長(50)は、東京五輪や道新幹線延伸工事後の建設需要の減少を懸念し、8年前にイチゴ栽培のリュドフレイズを設立した。温泉熱を活用したビニールハウスで「恋苺」と呼ばれる品種を年間10トンほど生産。「はこだて恋いちご」の名称で、地元菓子店などに販売している。

 ただ、生産のピークを迎える春は、道外産イチゴと出荷時期が重なるのが課題だった。大越社長は「冷凍して加工することで甘みが増す。売れ残りなどロスの解消につなげたい」と狙いを話す。

 看板商品のプリンは、函館牛乳のプリンにイチゴのジュレを乗せた「いちごぷりん」など3種類を用意した。1個380円〜420円(税別)。

 店舗はマンション「ルネッサンス末広」の1階に構えた。プリンを手作りする厨房を含めた店舗面積は約145平方メートルで、来年3月ごろに店内にカフェを設ける予定。大越社長は「将来的には恵山地区でもいちご狩りやスイーツ店を併設したい」と話している。

 6〜8日は午前10時にプレオープンし、300個限定でプリンを販売。13日に本格的な営業を始める。営業時間は午前10時〜午後6時。不定休。問い合わせは同店(0138・86・7616)へ。

提供 - 函館新聞社

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