函館初開催「買われた展」30日から、仁藤さん講演も

update 2019/11/23 07:02


 函館YWCAは30日から12月2日まで、買春被害など、性的搾取を受けた女性たちが自らの体験を表現したパネル展「私たちは『買われた』展」を函館YWCAホール(函館市松陰町1)で開く。30日午後1時45分からはサン・リフレ函館を会場に、少女たちの支援活動を行っている一般社団法人Colabo(コラボ)代表の仁藤夢乃さん(29)による講演会を開催する。

 函館YWCAの創立70周年記念プログラムで、函館新聞社など後援。「女性や子どもたちの人権問題に取り組む団体として、70周年を機に改めて深く関わっていこう」と函館初開催となる「買われた展」を誘致した。

 仁藤さんは中高生時代に渋谷をさまよう生活を経験。「難民高校生−絶望社会を生き抜く『私たち』のリアル」などの著書がある。家庭内不和や虐待、貧困など子どもたちを取り巻く何らかの原因で街をさまよう「難民」となった少女たちは、買春被害や風俗店、JK(女子高生)ビジネスといった性的搾取の対象として狙われ、明るみにならない被害が多いという。

 コラボはこうした被害を少しでもなくそうと、夜間巡回や声掛け、シェルターの運営などで少女たちを支援。マイクロバスを利用した「Tsubomi Cafe」を運営して居場所を提供する活動なども展開している。

 買われた展は、関わりを持った少女たちが自らの体験をイラストや文章などで表現したパネル展で全国各地を巡回。仁藤さんは「居場所を求める少女たち」と題して講演する。

 展示会の入場には事前申し込みが必要で、29日締め切り。チケットは1500円。高校生以下は無料だが申し込み、当日の学生証の提示が必要。講演会は先着100人で、展示会のチケットが必要となる。申し込み方法の問い合わせは、函館YWCA(0138・51・5262=日、月曜日休館)へ。

提供 - 函館新聞社

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