JR函館支社が市立函館高吹奏楽局に打楽器用レール寄贈

update 2019/5/18 07:22


 JR北海道函館支社(宮越宏幸支社長)は17日、市立函館高校吹奏楽局(対馬楓菜局長、局員93人)へ鉄道レール5本を譲渡した。同社では初の試みで、譲渡されたレールは来月1日に函館市芸術ホールで開かれる、同局の定期演奏会で打楽器として使用される。

 提供されたレールは2年前まで七飯―森間で実際に使用していたもので、保守による交換で外され保管していた1本を、10センチごと10〜50センチの長さに切断した。演奏ではアンビル(金床)と呼ばれる金属製の打楽器に代わって登場する。

 同社で開かれた譲渡式では、宮越支社長と同校の佐竹卓校長が覚書を交わし、局員らが実際にレールをハンマーで叩いて音を確かめるなどした。演奏会でレールを担当する3年の富樫玲菜さん(17)は「実際に叩いてみると鋭くきれいな音だった。本番に向け練習し仕上げたい」と話していた。

 対馬局長(同)も「日ごろ利用している列車の一部であるレールがどのような音を奏でるのか、私たちも楽しみ」といい、「来場した皆さんへいい音色を届けたい」と意気込んでいる。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです