11月に2年ぶり市民オペラ 傑作喜歌劇「こうもり」に挑戦

update 2019/5/10 07:54


 函館オペラの会(大坂吉明会長)は、2年ぶりとなる公演を11月17日に市芸術ホールで開催することを決めた。上演作はヨハン・シュトラウス作曲の喜歌劇「こうもり」。公演の成功に向けて4月からキャストを中心に練習が始まっている。

 公演は函館市民文化祭・舞台芸術部門の一環として行われ、同会と市文化・スポーツ振興財団、市教委、市文化団体協議会の主催。

 同会は市内の音楽家らを中心にして、1990年に函館市民オペラの会として設立し、2014年から現在の名称で活動。キャスト、オーケストラ、舞台の演出、美術製作も市民が手掛けている。17年10月に市民会館大ホールで上演した「フィガロの結婚」が好評を博し、今回が通算23回目の公演となる。

 1874年初演の「こうもり」はヨハン・シュトラウスのオペレッタ最高傑作と呼ばれる作品。大坂会長は「音楽が底抜けに明るい作品で嫌なことを忘れさせる時間になるだろう」と話す。

 アイゼンシュタイン男爵役に槌賀信基さん、妻のロザリンデ役に佐藤朋子さん、刑務所長のフランク役に三井大樹さん、オルロフスキー公爵役に石橋知子さんら主要10役も決まった。同会のベテランから実力派の新人キャストも起用し、新たな風を吹き込む。指揮は阿部哲治さん、演出は中村勝雄さんが務める。

 4月24日にはホテル法華クラブで顔合わせ会を開き、出席した約20人を前に、大坂会長は「お互いの顔を知っていただき、協力、団結で『こうもり』を成功させたい。楽しく練習に入れるようになれば」とあいさつし、本番に向けて気持ちを新たにしていた。

提供 - 函館新聞社

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