北前船模型「令和丸」を制作 松前の斉藤さん

update 2019/4/28 07:19


 【松前】斉藤工務店(原口522)の斉藤義市社長(71)は、小中学校時代の同級生3人とともに2年がかりで北前船の模型を制作し、1日発表の新元号にちなんで「令和丸」と命名した。「興味のある人がいたら、有償でお譲りしたい」としている。

 令和丸は長さ、高さともに約1・7メートル、幅約60センチ。文献資料などをもとに、弁財船特有の甲板を取り外せる構造を再現し、帆を巻き上げる「轆轤(ろくろ)」などの内部構造をうかがうこともできる。船体はスギ、ヒバ、ケヤキなどの木材を手作業で曲げ、ノミで細工して銅板を埋め込んだ。帆や錨などの小物類もすべて手作りだ。

 制作に関わったのは、斉藤社長の原口小学校・中学校(廃校)時代からの同級生で原口地区在住の小川辰夫さん、斉藤忠雄さん、斉藤多喜雄さん。木材を細工し銅板を埋め込む作業は多喜雄さん、錨などの金属加工は忠雄さん、竹細工は小川さんなど、それぞれの得意分野を生かした。

 斉藤社長らは10年前に、ほぼ同サイズの北前船模型「長者丸」を制作し、道の駅「北前船 松前」で展示している。斉藤社長は「買い手の方からの要望があれば、長者丸のように乗組員の人形を添えることも考えている」といい「興味のある人は、事前連絡の上、会社まで見学に来て」と呼び掛けている。連絡は斉藤社長(090・2698・0475)へ。

提供 - 函館新聞社

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