寺島町長が退任式、9期36年の町長生活にピリオド

update 2019/4/27 07:24


 【乙部】道内現職首長で最長の9期36年間町長を務めた寺島光一郎氏(74)の任期満了に伴う退任式が26日、役場で開かれた。寺島町長は町職員から贈られた花束を手に「長い間お疲れ様でした」の垂れ幕と職員ら100人の拍手に送られて、役場を後にした。

 退任式で寺島町長は役場職員を前に、「乙部町の“団結力“は各方面から大変高く評価してもらっている。私もそのような職員と仕事ができたことは大変な誇り。新町長のもとでも、心をひとつにして、豊かで住みよいまちづくりを期待したい」と感謝の気持ちを述べた。

 寺島氏は1941年生まれ。北大農学部卒業後、旧農林省(現農林水産省)に入省。1983年、乙部町長に初当選し、2期目以降は無投票当選を重ね、2005年〜15年には北海道町村会長を務めたほか、全国町村会副会長を2度務めた。昨年12月18日の定例町議会で引退を表明し、30日に町長生活にピリオドを打つ。

 後任の新町長は、21日の町長選で当選した寺島努氏(53)が7日に初登庁する。

提供 - 函館新聞社

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