道の駅「なないろ・ななえ」1周年 来場105万人に

update 2019/3/23 07:32


 【七飯】道の駅「なないろ・ななえ」(峠下)が23日、開業1周年を迎える。来場客数は21日までに105万人を超え、アクセスの良さや新鮮な野菜、果物などの販売が奏功。「峠下エリア」の中核として、周辺施設にも好影響を与えている。

 開業当初の来場客数の年間目標は90万人だったが、2月16日に累計100万人の大台を達成。西洋農業発祥の地でもある七飯で採れた野菜や果物のほか、ガラナやリンゴといったソフトクリームがヒットし、来場客数を押し上げた。

 昨年9月の胆振東部地震の影響で一時期客足が落ち込んだものの、1カ月で回復。リピーターが6割以上だといい、特に函館、北斗、七飯からの地元客が多い。指定管理者の町振興公社、山川俊郎代表理事は「生活の一部として根付いたのでは。毎週のようにイベントが入り、地域交流のスペースにもなっている」と目を細める。

 また、今年に入り情報発信を強化。インフォメーションカウンターを設け、客のニーズを聞きながら観光情報などを提供し、そこから道南全体の周遊促進を狙う。

 国道を挟んだ向かい側にある北海道昆布館は、道の駅と違い団体客がメインの客層だが、前年度比1〜2割の客が増えた。石川豊館長は「道の駅から横断歩道を渡って来る人が多く見られた」と話す。峠下総本店があるハンバーガーチェーン「ラッキーピエロ」の王未来社長は「峠下の施設を巡っている人が多い印象。間違いなく客は増えた」とする。

 4月25日には、隣接する商業施設「男爵ラウンジ」のオープンを控え、峠下への注目度は高い。山川代表理事は「課題は冬場の集客。年間通してさらに満足してもらえる取り組みを進め、2年目も100万人を目指す」と話している。

提供 - 函館新聞社

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