「アネックス館」商業ビルにキングベーク
update 2019/2/2 07:37
1月31日に閉店した棒二森屋(函館市若松町)。百貨店としての役割は終えたが、アネックス館は商業ビルとして3年程度存続し、8日から順次営業を始める。新規出店する老舗パン店「キングベーク」(亀田本町)は、限定のパンや土産品を並べる予定で、市民や観光客の需要取り込みを狙う。
同社は市内でパン店を3店展開。新店はビルの1階に入居し、20日の開業を予定する。床面積は約80平方メートルで、本町のシエスタハコダテ内で2017年にオープンした「キングベークナチュラル」の1・5倍の広さとなる。
店内では、通常のラインアップに加え、道南の企業と連携した新店限定のパンを販売。大粒大豆「たまふくら」を原料に、石黒商店(昭和2)が開発した甘納豆を入れた豆パンや、「五島軒」(末広町)からカレールーの提供を受けて作るカレーパン、松前町「北洋堂」のあんを使ったこしあんパンなどこだわりの商品を並べる。
海外客にも対応するため、レジではスマートフォンアプリを使った中国の電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」などを導入。観光客が多く訪れる立地を生かし、店では水産加工品や菓子といった土産品も並べる。
今後は、土産品を販売する事業者と連携した新商品の開発にも力を入れる方針。雪を利用した低温貯蔵により、甘味が増す厚沢部町産の越冬メークインを使ったパンなどを現在開発中だ。キングベークの井上裕司社長室長は「市民はもちろん、観光客にも喜ばれる店を目指したい」と意欲をみせる。
商業ビルは、1〜3階と5、6階にテナント17店(公共施設除く)が入居。アネックス館に入居していた19店のうち、書店や喫茶など8店が継続営業するほか、本館から衣料品店など7店が移転。改装工事が完了次第、順次営業を始める。
その他の新着ニュース
- 函館駅前ビルに14店が開業 旧・棒二森屋アネックス...2019/2/21
- 弁士、コロポックルで出演しませんか 函館野外劇が3月10日にオーディション...2019/2/21
- 市が若者の創業支援を強化、新たに助成制度創設...2019/2/20
- 結婚支援で協定締結 人口減対策で市、会議所とジュノール...2019/2/20
- 10期ぶり上方修正 10〜12月の道南経済で財務事務所...2019/2/19
- 楢山さん「世界一」 鹿部でたらこクチビル世界選手権...2019/2/19
- 縄文大使就任とトークイベントにぎわう 17日も...2019/2/17
- 高専の3、4年生が英語プレゼンコンで好成績...2019/2/17
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。