函商高・伊藤さんが日商簿記1級合格

update 2019/1/21 06:53


 函館商業高会計ビジネス科3年の伊藤瑠々果さん(17)がこのほど、簿記の最高峰「日商簿記1級」に現役で合格した。昨年6月の同試験に合格した同科3年の佐々木美悠さん(17)に続く快挙で、同校としては、同じ年度中に複数の合格者が出たのは初めて。伊藤さんは「受かっていると思わなかったので驚いた。とてもうれしい」と喜んでいる。

 同試験は、商業簿記や原価計算の4科目を受験し、合計得点数で7割以上、各科目は4割以上の点数が必要。伊藤さんは、昨年11月に函館大谷短大を会場に開かれた試験に臨んだ。

 伊藤さんが受験した11月の試験は、全国で7588人が受験して680人が合格。合格率は9%で、佐々木さんが6月に受けた試験の合格率13・4%を大きく下回る厳しい回となった。

 伊藤さんは同校簿記部の部長も務める。友人に誘われたのがきっかけで1年時から入部。「日商2級などの検定に合格するだけでは簿記部に入った意味がない。進路の選択肢も広げられると思い、1級や全経上級の取得を目指した」と語る。同じ部の佐々木さんについては「勉強でわからないことがあっても気軽に聞ける、頼りになる友人」と目を細めた。

 同校の大庭隆校長は「後輩たちにいい刺激を与える見本となってくれた。今回の結果を自信につなげて、今後も弾みをつけていってほしい」と話す。

 伊藤さんは、市内の建設会社に内定が決まっている中、2月には、簿記の難関として日商簿記と双璧をなす「全経簿記上級」の試験を控える。「全経は2年生に負けないよう頑張りたい。就職してからも時間があれば税理士試験にも挑戦したい」と意気込んでいる。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです