イカ釣り漁船、函館・中央ふ頭にて
小型イカ釣り漁船の休業が決定して、落胆と不満が渦巻く様子が報道されています。スルメイカの記録的な不漁が何年にもわたって報道されてきた中(読売新聞)で今年9月から急に豊漁がはじまり、定置網に続きイカ釣り漁船での水揚げの回復も報道され始めた中での休業。しかも、各地の水揚げ量の大小に関係なく全道一律の休業、メディアの取材によると函館市漁協ではまだ記録的な不漁だった去年の6割の水揚げとのこと、不満が出て当たり前です。
全国一律の基準を元に休漁を決めたために、函館市のようにスルメイカの来遊が遅かった地域だけが一方的に不利を被らされた格好でしょうか。
函館市はじめ各地の漁協や自治体首長は国や道に漁の再開を要望していますが、先日高市首相による新政権が始動し就任した鈴木農林水産大臣は漁の再開に向けた調整を進めている旨会見で明らかにしたようですが「これをもって停止命令を解除できるかは現時点で申し上げる状況にはない」とのこと(NHK報道)。
海の資源が有限であるのは明らかなので漁獲量に上限を定めて調整を行うのは当然のこと。今回のような不公平な結果を生まないためには、行き当たりばったりな対処でなく、漁の実態に合わせた運用が欠かせないように思います。
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