衆院選道8区 自民・向山氏が当選確実
update 2026/2/8 23:22
第51回衆院選は8日、投開票が行われ、道8区(渡島、桧山管内)は即日開票の結果、自民党前職の向山淳氏(42)が再選を確実にした。向山氏は、前回(2024年)は比例復活だったが、中道改革連合前職の逢坂誠二氏(66)との与野党一騎打ちを制し、小選挙区初勝利を飾った。函館市の投票率は57・36%だった。
高市早苗首相は通常国会冒頭に衆院を解散。投開票日まで16日間と戦後最も短い真冬の短期決戦となった。道8区は今回共産が擁立を見送り、与野党一騎打ちの構図となり、激戦を展開した。
向山氏は、地元の課題解決のため、国とのパイプ役を務めた実績を強調。「函館・道南の声を国政に届けるため、議席を失うわけにはいかない」と与党議員の必要性を訴えた。
公明党と立民が中道を結党したことで公明支持層は離れたが、地元経済界の後押しを受けて保守層をまとめきった。市民に絶大な人気の大泉潤函館市長の支持を取り付け、二人三脚で選挙戦を進め、市長支持層を大きく取り込んだ。麻生太郎党副総裁ら党幹部や閣僚が相次いで応援に駆け付けたほか、高市首相の高い支持率を背景に無党派層にも浸透した。
総務政務官として高市政権の物価高対策と経済対策を丁寧に説明。人口減対策では道南の基幹産業の観光、農林水産業への投資を行うことや、新しい産業としてGX(グリーントランスフォーメーション)や造船への投資、人材誘致を政権の危機管理、成長戦略とマッチングさせながら積極的に推進すると強調し、幅広い層から支持を得た。
逢坂氏は公示後、地元に張り付いて選挙戦を進めた。高市人気に危機感を抱いた立民系の道議や市議がフル回転し、連合など支援組織をまとめたほか、共産支持層も取り込んだ。一方、公明票の後押しを受けて大幅な得票増を狙ったが、新党結成効果は限定的だった。
立民で代表代行や選対委員長、現在は中道の選対事務局長の要職を務め、知名度と実績を武器に、食料品の恒久的な消費税ゼロ実現を訴えたほか、国民一人一人が潤う経済への転換、人・教育への投資、一次産業の立て直しを掲げた。高市政権が今回の選挙で勝てば、白紙委任を得たと考え、安保政策を大転換する可能性があると指摘。「非核三原則の見直しや殺傷能力のある武器輸出の大幅緩和など、戦後日本の平和を揺るがすもので、許されない」と主張し、高市政権との対決姿勢を鮮明にしたが、支持の広がりを欠いた。
8日午後10時半時現在、中道の比例代表議席は固まっておらず、逢坂氏は惜敗率で復活できる可能性を残している。
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