わんぱく相撲全国大会で新井が3位「もっと強くなる」

update 2025/10/9 07:30


 8月に東京で開かれた第40回わんぱく相撲全国大会(日本相撲連盟、東京青年会議所主催)で、北斗市相撲少年団で稽古を重ねる新井元貴(三育小4年)が小学4年の部で3位に入賞した。「関脇」に輝く快挙にも新井は「優勝できなかった悔しさが残った」と話し、さらなる自己研さんに向かっている。

 父が相撲ファンで、幼いころから一緒にテレビ画面の土俵を見入っていた。小学1年の時、函館アリーナで大相撲巡業を見た時、力士の迫力ある当たりと、気迫あふれる取り組みを見て「自分もやろうと思った」と決意し、3歳年上の兄と同少年団に入団。稽古は一山本関(放駒部屋)の母校・大野農高の道場で高校生らと励んでいる。

 食欲おう盛で身長165センチ、体重は「100キロかな」と話す恵まれた体を生かし、押し相撲を磨いてきた。今年に入り立ち合いの低さも気を付けて全国大会個人戦の出場をつかみ、強豪が待つ土俵へ向かった。

 1回戦から押し倒し、押し出しで3連勝、5戦目の準々決勝は寄り切りで勝ち名乗りを受け、あと2勝。しかし準決勝で2位(大関)になった相手に押し出しで敗れた。「立ち合いに変化があり、自分が付いていけなかった」と振り返り、「立ち合いのスピードを速くして、腕を伸ばすことが大切だと思った」と課題を見つけた。

 目標に掲げる「小学生として全国優勝」に向かい、さらなる稽古を重ねる。週2回の道場稽古がない日は家で四股100回、腰割り30回の基本は欠かさないという。「腕力も工夫しながら鍛えている。全国で勝つため、道内で強い相手もしっかり倒す」と自分の相撲に磨きをかけ「横綱」を目指す。

 指導する大野農高相撲部の布施美樹監督は「今は大きな体を生かしているが、相手によって取り口を変えることが必要だと気付いたと思う。自分の相撲の形を決めながらバリエーションを増やしてほしい」と期待した。

提供 - 函館新聞社

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