空港で「キティ」がガゴメPR、ホテル恵風は魅力発信強化

update 2016/12/7 09:45


 函館空港2階の土産店で、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」が道南特産品のガゴメコンブのPRに一役買っている。ガゴメの消費拡大に取り組む函館空港ビルデング(水島良治社長)がサンリオと提携。4日に新設したガゴメ製品がそろうコーナーに、緑色の鉢巻きと法被を身に着けたオリジナルのキティを応援員≠ニして配置した。一方、椴法華地域の宿泊施設「ホテル恵風」(高島優二支配人)でもガゴメを使ったメニューの提供を始めるなど、地場食材の魅力発信に努めている。

 道南特有の地域資源の普及を図ろうと、函館空港ビルデングは昨年、社内で「がごめ昆布プロジェクト」を発足。漁業関係者や水産加工業者などと連携し、ガゴメの風味を生かしたしょうゆ漬けなど自社製品の開発、販売を手掛けている。

 土産店の一角に新設したコーナーには自社商品4点をはじめ、ガゴメを使ったドレッシングや菓子など約20点を並べた。商品棚の近くには「がごめ」の文字が入った法被を着用したキティが立ち、空港利用客の目を引いている。

 同社はこのほか、同空港内の直営レストランでガゴメ入りのラーメンやお茶漬け、サンドイッチなどのメニュー化もこれまでに実現。利用客からも好評を得ているといい、プロジェクトメンバーの鈴木公隆商事部長は「旅行客が多数訪れる空港は、魅力発信には最適な場所。付加価値を与えて水産業を盛り上げ、地域振興に貢献したい」と意気込む。

 こうした取り組みに賛同したホテル恵風は、同社からレシピの供与を受け、11月から施設内の食堂で同じメニューの提供を開始。さらに今月には売店前にガゴメ商品約10種類を一堂に集めて、PRに乗り出している。

 同ホテルを運営する椴法華振興開発の野呂節夫営業部長は「ガゴメコンブが採取できる前浜とホテルは目と鼻の先。地元からガゴメの魅力を広めたい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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