ジャックスが野外劇支援、クラウドファンディング事業参入

update 2016/11/17 09:32


 登記上の本店を函館に置く信販大手のジャックス(本社・東京)は、インターネット上で活動団体などの財源提供を呼び掛けるクラウドファンディング(CF)事業に乗り出す。事業の第1弾は「創業地・函館で活動する団体を応援しよう」と、新たなPR活動を今年発表したNPO法人市民創作「函館野外劇」の会への出資を募る。

 野外劇へのCFは、目標額が1200万円で、投資額は1口1000円から100万円までの8段階を設けた。

 集まった資金は、同会が今後、全国各地で活動をPRするための移動式観客席や外国人向けの音声システム製作、若手を中心としたキャラバン隊による東京や仙台での宣伝キャンペーン費用に活用されるという。出資者は額面に応じて、礼状や観劇招待券贈呈などの特典が得られる。

 CFはインターネット上で特定の事業への出資を募る手法で、近年、世界規模で普及、拡大している。同社は「継続的な成長が見込める分野」として、信販会社としては初めて同事業に参入。業務提携先のCF運営会社アレックス(東京)のウェブサイト内に専用ページを開設した。

 同会の里見泰彦事務局長は「野外劇は地域を育てる活動で、これからも文化の香りがするような観光アイテムになっていく。多くの方に活動を知ってもらいたい」と協力を呼び掛けていく姿勢だ。

 専用ページは https://www.countdown-x.com/ja/project/R4477336

提供 - 函館新聞社

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