野外劇の会、27日にプレイベント

update 2016/11/13 09:43


 NPO法人市民創作「函館野外劇」の会(中村由紀夫理事長)は野外劇の魅力の伝えるプレイベントを27日に五稜郭タワーアトリウムで開く。15人の出演者がフラッグダンスや箱館戦争のシーンを公開し、2017年の第30回公演に向けた出演者の掘り起こしにつなげる。同会は「野外劇の楽しさを知ってもらい、ダンスや殺陣を一緒にやりませんかとアピールしたい」と来場を呼び掛けている。

 プレイベントの開催は初めて。ペリー来航で開港した箱館の華やかさを演出するフラッグダンス、幕末のクライマックスでもある箱館戦争の殺陣シーン、明治以降のまちの復興を表現するソーラン踊りを演じる。活動弁士やレーザープロジェクターによる演出も計画している。公演前には野外劇のキャラクター「かく・ルン」によるグリーティングもある。

 今夏の公演では、多い日で約250人が出演。このうち、せりふのある配役やダンス、殺陣出演者は合わせて約50人が必要となる。ダンス参加者は小学5年生以上、殺陣は高校生以上で、公演(7〜8月)前には毎週、土、日曜日に練習を実施。毎年、新たなキャストを募集するが、出演者確保は年々厳しく、さらに全員が公演開催日に参加できるとも限らない。同会は「人数がそろわないと迫力がでない。ダンス、殺陣役はそれぞれ常時20人程度は確保したい」とする。

 この時期に新たなイベントを企画することで、観光客に函館の歴史絵巻を喜んでもらい、市民に関心を持ってもらうきっかけにしたい考え。同会は「地元の人にも広く知ってもらい、来年の公演につなげたい」とすそ野の拡大を期待する。

 プレイベントの見学は無料。27日午後1時半、午後3時からの各30分。問い合わせは同会(0138・56・8601)へ。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです