子育て世帯優先入居へ 市営住宅条例改正目指す

update 2016/10/5 09:41


 函館市は子育て支援策の一環として、函館市営住宅条例を改正し、市営住宅の優先入居対象に中学生以下の子どもがいる世帯を追加する。2015年度、市営住宅入居の抽選に応募した延べ2670世帯のうち、2割程度が子育て世帯といい、入居がしやすい環境を整え、負担軽減につなげる考えだ。

 市都市建設部住宅課によると、市営住宅の入居募集は年6回、偶数月に実施。昨年度は計165戸を募集した。人気の住宅は100倍を超す競争率になることもあるという。

 現行条例では20歳未満の子を扶養する寡婦、高齢者、障害者、低所得者らを「優先的に選考して入居者として決定することができる」と規定がある。改正案では、対象者に「中学校修了前児童を現に扶養している者」と「寡夫」を条項に加える。

 市は、条例改正後に要綱で、街なか居住促進の観点を考慮し、子育て世帯を優先入居対象とする市営住宅を決める。必ずしも希望者全員が入居できるわけではなく、1件の募集に複数世帯の応募があった場合は、これまで同様に住宅困窮度などを点数化して選考する。

 条例改正案は12月の第4回定例市議会に提出予定。来年1月の施行、同2月募集分からの適用を目指す。条例改正案の資料は市役所などで配布、11月2日まで市民からの意見を募集している。問い合わせは同課(0138・21・3382)へ。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです