開業効果くっきり 上半期の観光施設、入込大幅に増加

update 2016/10/4 09:47


 道南主要観光施設の2016年度上半期の入込数が、3日までにまとまった。北海道新幹線開業で東北、関東方面からの旅行客が増え、函館市内の各施設は前年同期と比べて大幅に増加。江差や松前では、上半期だけで昨年の年間利用者に匹敵するほどの観光客が訪れるなど、道南全域で開業効果が顕著となっている。

 五稜郭タワーの搭乗者は前年同期比34・7%増の66万8049人。東北からの旅行客が約2倍、関東からが同72%増とけん引し、年間利用者で新タワーが開業した2006年(111万8000人)以来の100万人台を視野に入れる。

 函館山ロープウェイの利用者は同7・4%増の106万5557人で、過去最多を記録した前年を上回るペース。水口貴博営業企画室長は「国内では関東・東北、海外では欧米の個人旅行客が増えてきている印象」と分析する。

 旧函館区公会堂の入館者は同13・8%増の12万2239人。8月は青森市内の小中学生の利用が同2・7倍の519人と高い伸びを示したといい、佐久間浩志館長は「年間で前年を上回るのは確実。近年のピークとなる03年の17万人台に少しでも近づけば」と期待する。

 開業効果は道南西部にも波及する。松前城資料館の入館者は同15・2%増の4万638人で、年間平均来館者の4万人とほぼ並んだ。同館によると、団体客に加えてレンタカーで訪れる個人客も多いという。

 江差追分会館の利用者は同1・5倍の1万5181人。上半期だけで昨年の年間利用者1万3534人を上回った。同館の指定管理者「舞台派遣」は「2、3泊する旅行者が函館観光を楽しんだ後、バスで江差に来てくれている」とみている。

提供 - 函館新聞社

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