道外出場者4割が新幹線利用 「函館マラソン」アンケート調査

update 2016/9/14 09:38


 北海道新幹線開業を記念し、初めてフルとハーフを同時開催した「2016函館マラソン」(6月26日)の実行委はこのほど、出場者を対象に実施したアンケート調査の結果をまとめた。道外からの出場者の約4割が北海道新幹線を利用していたことが分かり、関係者は「新幹線の開通によって、今後も道外から多くの出場が期待できる」としている。

 フル、ハーフの全出場者6873人にアンケート用紙を配布。大会終了後に1872人(うち818人が道外)から回答があり、函館大学の大橋美幸准教授がまとめた。

 道外からの出場者の交通手段は、飛行機が55・4%、北海道新幹線が39・5%、フェリーが5・1%で、新幹線利用者の居住地別では東北が78・7%、中部・北陸が43・5%、北関東が42・7%と続いた。大橋准教授は「中部・北陸からの新幹線利用が思っていた以上に多かった。開業したばかりの北陸や北海道の新幹線に乗車したいという需要もあったのでは」と分析する。

 また、新幹線開業後の函館に対する道外出場者のイメージは、51・6%が「身近に感じるようになった」、46・1%が「変わらない」、2・3%が「遠くに感じるようになった」と答えた。

 このうち東北では、身近になったと回答した人が69・8%と全体を上回った一方で、遠くに感じるようになったとの解答も6・1%あり、「在来線時代に比べ、乗り換えの増加や運賃が割高になったことが要因とみている」(大橋准教授)。

 市内、道内からの出場者も含めた来年の函館マラソンの出場意向については、「フルに出場したい」が35・6%、「ハーフに出場したい」が22・2%、「出場するつもりはない」が7・2%と、約6割が来年大会の出場を希望している。

提供 - 函館新聞社

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