道南の食、どう選び、どう食べる? 国際科学祭開幕

update 2016/8/21 09:39


 科学と社会の関わりを考える「はこだて国際科学祭2016」が20日、開幕した。初日は五稜郭タワーアトリウムで、食をテーマにしたさまざまな催しがあり、大勢の人が科学の世界に飛び込んだ。

 対談型講演「サイエンスダイアログ」では、道南農試場長の加藤淳さん、フードライターの深江園子さん、主催するサイエンス・サポート函館の美馬のゆり代表が登壇。「道南の農産物をさらにおいしく」と題し、それぞれの視点で答えを探った。

 加藤さんは、道南で採れる大豆、米、あずきの3つを紹介。米はおいしさを左右する成分、アミロースとタンパク質の関係を説明し、北海道米で特A評価を受けている米について「『ふっくりんこ』は柔らかく食味がおいしい。『ななつぼし』はどんな料理にでも合い、『ゆめぴりか』は粘りがあるので白米で食べるのに適している」とアドバイスした。

 深江さんは、日本の食卓を支えている一員に料理人がいるとし、「家庭でだしを取らなくなった分、その役割を補完してうま味を世界に発信している。道南なら南茅部のマコンブ。こういったうま味に着目した新たな料理が世界中で生まれている」と話し、国内外の料理人が集まる「第6回世界料理学会inHAKODATE」(9月5日〜6日)の来場を呼び掛けた。

 このほか、多彩な実験が楽しめる科学屋台やライブなどがあった。科学祭は28日まで9日間。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです