好天で行楽地にぎわう 新幹線効果で関東、東北からも

update 2016/8/14 09:52


 旧盆入りした13日、函館市内の行楽地は好天にも恵まれ、大勢の帰省客や観光客らでにぎわった。今年3月の北海道新幹線開業に伴い函館が全国から注目される中で、関東や東北地方から訪れた観光客の姿が目立った。(金子真人、半澤孝平)
 歴史的建造物が立ち並ぶ西部地区では強い日差しが照りつける中、ハンカチで汗を拭ったり、日傘を差したりしながら散策を楽しむ観光客でにぎわった。

 新幹線に乗って訪れ、家族3人旅を楽しむ岩手県の伊藤三男さん(66)は「函館は海風が爽やか。日差しが強くても風が気持ち良いので楽しく過ごせる」と笑顔。会社の同僚と訪れた神奈川県の上野尚子さん(34)は「新幹線に乗って初めての函館。おいしいものをたくさん楽しみたい」と話していた。

 9月までの土日、市内でまちあるきガイドのボランティアを展開している縁ジョイ倶楽部の加藤政代代表は「新幹線で来た人は多い印象。道案内や観光スポットの紹介など3人体制で1日約200人に対応している」と話す。

 函館朝市は観光客で大混雑。えきに市場内の「活イカ釣りコーナー」には大勢の子ども連れが詰め掛け、午前5時半の開始から午後2時の終了まで、20〜30分待ちの状態が続いていた。札幌市の山口格人君(11)、遙人君(7)兄弟は「難しかったけれど、自分で釣ったイカはやっぱりおいしい」とにっこり。

 函館を代表する観光スポットの函館山も大にぎわい。夏休みを利用して家族4人で新幹線に乗って訪れた宮城県の会社員、伊藤信行さん(41)は「気温や湿度もちょうど良く、過ごしやすい観光になった。また函館に来ようねと家族と話していた」と声を弾ませていた。

 函館山ロープウェイ営業企画室の佐藤雅樹係長は「東北や北関東からのお客さまが実感として増えている。新幹線効果は出ている」と話している。

提供 - 函館新聞社

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