大横綱よ安らかに 献花台にファン続々

update 2016/8/2 09:46


 【福島】大相撲の元横綱千代の富士の九重親方(本名・秋元貢)が7月31日に亡くなったのを受けて、1日、出身地、福島町の横綱記念館(福島190)では、献花台と記帳台が設けられた。町民をはじめ町外からもファンらが訪れ、早過ぎる死を惜しんだ。

 午前9時の開館と同時に弔問者が訪れ、献花台に花をたむけ、手を合わせた。同記念館によると、午後5時の閉館までに300人余りが記帳した。中には、館内に展示されている親方ゆかりの資料や写真パネルを見たり、屋外の銅像の前で記念写真を撮影する人も見られた。

 道南を旅行中の福島県郡山市の新田裕二さん(70)は「訃報を聞き、献花だけでもと思い来た。現役時代から応援していただけに残念です」としんみり。茨城県水戸市の外山深雪さん(52)は「引き締まった体形がかっこ良くて好きな力士の一人でした。ご苦労さまでしたとの思いで手を合わせました」と話していた。

 同記念館は7日まで無料開放するとともに献花台と記帳台を設置する。

提供 - 函館新聞社

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