道教大函館、18年度にも地域学修士課程

update 2016/7/9 09:43


 道教育大学函館校は、「国際地域学科」(285人)の学生が進学する大学院修士課程の地域学(2年制)の設置に向けて検討を進めている。2018年4月の開設を目指しており、17年度中にも文部科学省に申請する考え。大学院ではこれとは別に、現職教員らの実践的指導力を育成する「教職大学院」も17年度に新設する。

 地域学の修士課程は教育学研究科の新たな専攻として設置。地域活性化に貢献する人材育成を目指す同学科の学びを深めるため、専門的な研究・調査や現場での実務的な活動を行う。定員は約15人を想定。

 現在、函館校内に教職員によるワーキンググループを立ち上げ、検討を進めており、今冬までにカリキュラムの編成や教員の配置などを固める。後藤泰宏キャンパス長は「学科で学んだことをさらにレベルアップさせるために修士課程の設置を実現させたい」と話す。

 函館校は教員養成機能を縮小し、14年度に「外国語教育」「地域協働」を柱とする「国際地域学科」の1学科体制に再編された。

 本年度は地域の課題解決を図る「ソーシャル・クリニック(SC)事業」を立ち上げるなど実践的な活動を展開している。

 一方、教職大学院は2008年度から始まった制度で、修了すると教職修士が授与される。道教育大は札幌、旭川、釧路に続き4校目。教員免許を持つ学部卒業生対象1コース、現職教員対象2コースを開設する。働きながら単位を取得できるよう平日の夜間や週末に授業を行う。

提供 - 函館新聞社

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