寒いけど観光熱く、GWスタート

update 2016/4/30 10:23


 北海道新幹線開業後、初めての春の大型連休がスタートした29日、道南はあいにくの雨に見舞われた。新函館北斗、木古内の駅周辺は新幹線の到着とともに、観光客や帰省客らでにぎわいをみせ、松前町では恒例の松前さくらまつりが開幕。函館市内の各観光スポットも客足が増え始めたが、観光事業者、観光客ともに天候回復を待ち望む連休初日となった。

 函館市の観光名所の一つ、函館朝市のどんぶり横丁ではお目当ての海鮮丼を探す人など、朝から家族連れの姿が目立った。満開となった五稜郭公園のサクラを一望できる五稜郭タワーにも大勢の人が訪れ、展望台からの景色を堪能。同タワー営業担当者は「今年はサクラの開花が早く、すでに見頃を迎えているので順調なスタートを切ることができた」と話す。

 教会群をはじめ、歴史的建物が残る西部地区では、午後から徐々に増え始めたが、寒さもあって団体客が通り過ぎたあとはにぎわいとはほど遠い状況。ダウンジャケットやマフラー姿の人も目立ち、ソフトクリーム店の店員は温めた牛乳の販売に力を入れていた。

 函館山ロープウェイは強風のため、この日の運行を休止。駐車台数が多くはない山頂駐車場はレンタカーなどで混雑したが、ロープウエー運休の影響もあって、展望台を訪れる人はまばらだった。

 一方、木古内駅前の道の駅「みそぎの郷きこない」は、新幹線利用客や松前のさくらまつりに向かう途中に立ち寄った行楽客らでにぎわった。同施設観光コンシェルジュの浅見尚資さんは「開業日に匹敵するほどの人出」と話した。岩手から新幹線で訪れた坂本綾子さん(45)は「レンタカーで松前にサクラを見に行った。新幹線が開通して、とても便利になった」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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