北斗星2両目も保存へ

update 2016/4/20 10:24


 【北斗】市民有志でつくる「『北斗の星に願いを』推進委員会」(澤田導俊代表)が、廃止された寝台特急「北斗星」の客車を北斗市内に保存する計画で、クラウドファンディング(ネット上で賛同者から資金を集める仕組み)で寄せられた金額が第2目標の1250万円に達した。これで2両分の移設費用が確保でき、プロジェクトの成功に弾みが付いた。

 澤田代表(36)=澤田米穀店専務取締役=によると、18日正午ごろ、1250万円に到達。16日には当初の目標だった1000万円をクリアしており、わずか2日間で250万円が集まった形だ。第3目標を1600万円に設定、3月28日に開始したクラウドファンディングを27日午後11時に締め切る。

 2両目となるロビー室とB個室ソロの合造車は、JR北海道が所有するオリジナル車両で、ファンの人気が高く、保存に向けた強い思いが支援につながったとみられる。1両目は開放型B寝台車の移設が決まっている。

 設置場所は旧茂辺地中学校グラウンドで、資料館やカフェとして活用し、将来的に宿泊施設の利用も検討する。澤田代表は21日、札幌で輸送や譲渡についてJR北海道などと打ち合わせし、夜に茂辺地の住民向けに説明会を開く。

 車両は6月に移設予定で、8月にセレモニーを開催したい意向だ。澤田代表は「車両を守るため、北斗に移設、保存するという目標は達成された。今後は維持管理費をねん出するため、知恵を絞りたい」と話している。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです