フットボールパークのクレーグラウンド、天然芝に改修へ

update 2016/4/12 10:28


 函館市は、函館フットボールパーク(FP、日吉町4)の旧日吉サッカー場側のクレーグラウンドを天然芝化する。函館インターチェンジ(IC)から函館空港ICまでを結ぶ函館新外環状道路の整備に伴う同グラウンドの移転工事と合わせて実施。天然芝化の改修は来年度から行う予定で、芝グラウンドの充実による全国規模の大会誘致促進や、良好なプレー環境の提供に期待が懸かる。

 天然芝とクレーの2面を設ける旧日吉サッカー場は、1997年に供用を開始。昨年8月に新設した人工芝2面とフットサルコート3面と一体化し、名称がFPとなった。

 改修は数年かけて行い、概算事業費は約2億4000万円。本年度は同道路設備に伴う道道の拡幅工事のため、クレーを天然芝側に11メートル移転する。グラウンドの広さは68メートル×105メートルで変わらない。道道側に設置している高さ5メートルの防球フェンスを撤去し、移設後15メートルのフェンスを再び取り付けるほか、拡幅部分と重なる既存のゲートボール場をクレー反対側のテニスコート横に移設する。

 移転に合わせクレーと天然芝の間にある観覧スペースを一度撤去し、改めてコンクリート製の階段状に整備することで同規模の観覧機能を継承。また、駐車スペースに使われていた緑地が縮小することから、機能補償としてクラブハウスの両脇に駐車場を整備。縮小範囲と同等の17台分を確保する。

 天然芝化の本格的な作業は2017〜18年にかけて行われる予定で、19年のシーズン開始時には供用が始まる見通し。函館サッカー協会の新山英二会長は「天然芝2面、人工芝2面を備えることで、FP1カ所で全国レベルの試合を行えるようになる。函館は全国、全道からの関心も高く、地元プレーヤーの技術向上や経済効果につながる」と期待を込める。

提供 - 函館新聞社

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