西安ー函館 週3便運航

update 2016/3/30 10:13


 函館市は29日、中国の奥凱(オッケー)航空(本社・北京市)が西安と函館を結ぶ国際定期路線を、5月15日に開設すると発表した。毎週水、金、日曜日の3往復とし、国交省の認可後に正式決定する。中国内陸部との路線開設は道内初で、市は高まる訪日観光需要の取り込みと両国の活発な交流に期待している。

 運航ダイヤは毎週水、日曜が西安午前11時発、函館午後4時半着。函館午後5時45分発、西安同10時5分着。金曜は西安午前7時発、函館午後0時半着。函館午後1時半発、西安同5時50分着で、機材はボーイングB737―800(180人乗り)を使用する。

 同社は昨年、天津―羽田線などを就航しているが、道内空港との路線開設は初めて。1月には同社の本社市場部や同社日本代表事務所「インターアビエーションジャパン」の担当者らが市役所を訪れており、冬ダイヤ期間中からの就航を示唆していた。

 片道5時間ほどで結ばれる西安は、中国の王朝だった唐の都城を有した古都の一つで、数多くの史跡、遺跡がある観光都市でもある。

 函館と中国の間では、天津、北京、杭州の3路線が就航しており、北京首都航空による杭州線就航も予定されている。市港湾空港振興課は「今後も中国沿岸部とともに内陸部など、他地域との路線充実に努めたい。航空機によって双方の活発な交流が生まれることに期待する」としている。

提供 - 函館新聞社

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