カシオペア運行終了、鉄道ファン見送り

update 2016/3/21 10:19


 北海道新幹線開業に伴い、運行を終える寝台特急「カシオペア」(上野―札幌)の上り最終列車が20日夜、JR函館駅に停車し、鉄道ファンら約150人がホームで見送った。

 下り列車が19日に上野を出発し、20日に札幌に到着。同日夕方に札幌を発ち、函館駅8番ホームには午後9時すぎに入線した。青森までけん引する機関車を連結し、定刻で出発する際には、乗客とホームのファンが手を振り合った。中には「また会おう」と車両に声を掛ける人の姿も。

 青森市の会社員鈴木奏さん(25)は「特急スーパー白鳥で函館に来た。カシオペアには結局乗ることができなかったが、どちらも今後見られなくなるので寂しい」と話していた。

 カシオペアは1999年7月に運行開始。豪華な車内設備が人気を集めた。北海道新幹線開業により、青函トンネルを含む区間が新幹線と在来線の共用走行区間となり、トンネル内の架線電圧を新幹線用に昇圧すると、従来の電気機関車が使用できないことから、運行の終了に至った。

 カシオペアは「北斗星」「トワイライトエクスプレス」の廃止後、機関車がけん引する最後の寝台特急となっていた。今後は団体列車として運行される見通し。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです