森の魅力体感 nittan地域戦略会議 森蘭航路試験運行

update 2016/3/18 10:25


 【森】北海道新幹線開業効果を胆振・日高エリアへ波及させようと取り組む「北海道新幹線×nittan地域戦略会議」(事務局・苫小牧市)は17日、噴火湾を横断する森―室蘭間の「森蘭(しんらん)航路」で2度目の試験運行を実施した。国内外の旅行企画会社や報道機関ら約80人が参加し、新たな観光ルートを活用した森町の魅力を体験した。

 道南と日高・胆振管内をクルーザーでつなぐことで、広域的な観光ルートの可能性を模索しようと、昨年7月29日に1回目となる実証実験を行っている。今回はインバウンド観光を見据え、中国やシンガポール、台湾、韓国などアジア圏の観光エージェントをはじめ、国内外の観光関係者に参加してもらい、森蘭ルートや森町の魅力をPRした。

 羽幌沿海フェリー(留萌管内)の高速船「さんらいなぁ2」(130人乗り、122トン)を利用。到着後は森港埋立地にこのほど完成した「地域水産物普及拠点施設」で、森漁業協同組合女性部らによる「イカめしづくり体験」を行った。参加者は自分たちで調理したイカめしや、ホタテのバター焼きなどを味わったほか、ニチレイフーズ森工場を見学し、町内の観光資源に理解を深めた。海外からの参加者らはイカめしについて「北海道の魅力が詰まった、ここでしか食べられない味。とてもおいしい」などと話し、観光商品を企画する際の参考にしていた。

 同事務局は「この実験を通じて、ツアーなどの商品プランに組み込んでもらいたい」とし、町商工労働観光課は「森蘭航路には大いに期待している。ぜひ観光商品に採用、たくさんの人に森を訪れてもらいたい」としている。

提供 - 函館新聞社

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