空港で待ち時間にAR地元グルメ情報 未来大開発「ちょいぐる」
update 2026/3/21 08:17
公立はこだて未来大の松原克弥教授(54)と大学院修士課程2年の中村碧さん(24)が、函館空港の手荷物受取所での待ち時間にAR(拡張現実)を使いグルメ情報を見ることができるサービス「ちょいぐる」の開発を進めている。荷物を待つ到着客のストレス解消を狙い、スマートフォンなどの画面で荷物レーン上に流れてくる地元名産品のコンテンツを見てもらう仕組み。今月中の一般向けサービス開始を目指す。
日本航空(JAL)函館空港所と北海道エアポートが協力。手荷物預け率の減少が背景にあり、飛行機を利用する際に手荷物を預けず直接機内へ持ち込む搭乗客が増加した結果、搭乗時間や遅延率が増加していることから、JAL側が未来大に課題解決を依頼した。
2022年度に取り組みが始まり、未来大3年の必修科目「プロジェクト学習」で、学生5人が函館空港で搭乗客にインタビューし、手荷物受取所の待ち時間の課題に着目。荷物レーンを回転ずしのレーンに見立て着想したアイデアが生まれた。アイデアが面白かったため、松原教授の研究室に入った池田呼人さんが23年度に卒業研究として成果を実現。その後、中村さんが研究を引き継ぎ、修士の研究で改善を重ね、足掛け約4年掛け完成した。
中村さんが引き継ぐ前の開発には、サービスの利用にアプリのインストールが必要で利用者が少ない課題があった。このため、インストール不要でブラウザさえあれば表示できる技術へ移行。加えて、コンテンツ制作が大変だったグルメ情報に関し、サーバーにデータを入れるだけで軽量化処理やアニメーションを自動的に付けるようにし、専門知識がなくても簡単にコンテンツを作れるようにした。
画面上に流れるグルメ情報は、七飯町大沼エリアの店舗の協力で団子やソフトクリーム、パンなどのほか、空港国内線ターミナルビル3階の「ハコダテグルメポート」に出店する店舗メニューを登録。食べ物をクリックすると、詳細情報を見ることができる。二次元コードを読み取るためのパネルを、荷物レーン周辺に3カ所設ける予定。
17日、函館空港で一般公開に向け最終確認の作業をした中村さんは「同期がとても頑張っていたのを見ていたので、適当なものとして世の中に見せることはできなかった。磨き上げた結果、一般の人に見てもらえるクオリティーになった」と話す。松原教授も「技術的な苦労もあり、ようやく出来上がった。たくさんの人に使ってほしい。好評なら、今後グルメ以外の情報にも発展できる」と期待を込める。
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