公立はこだて未来大に看護学部設置へ 30年4月開学めざす 市が方針
update 2026/2/18 07:36
函館市は17日、看護系大への進学に伴う若者の人口流出を食い止めるため、公立はこだて未来大に新たに看護学部看護学科(仮称)を設置する方針を明らかにした。道南で看護を学べる4年制大は初めてで、1学年の定員は50人、教員数は30人程度を見込む。文部科学省の認可が下りれば、2030年4月の開設を目指す。今後は財源の確保などが課題となる。
道内の看護系大などの数は13校あるが、道南にはなく、医療を志す若者の他都市への流出が課題で、毎年60〜70人が出ていくとされる。一方で、高齢化が進む道南では高度な知識や技術を持った大卒看護師のニーズが高まっている。
市は、有識者でつくる検討会議が昨年3月にまとめた報告書で「設置が妥当、未来大の学部増設が望ましい」との方向性を示したことや、函館市医師会が同10月、大泉潤市長に看護大設置要望書を提出したことを受け、未来大と実務者協議を行っていた。
新たな学部の校舎は、市立函館病院高等看護学院と函病の一部(延べ床面積計5500平方メートル)を改修し活用するほか、学部間の交流促進を図るため未来大校舎の活用も検討する。
収支見込みでは、開学前(26〜29年度)の市負担額が10億3200万〜11億300万円になり、開学後4年間(定員が充足するまでの間)の市負担額は9億9400万〜11億9200万円と試算している。
市は函館圏公立大学広域連合に方針を伝え、広域連合で協議し妥当と判断すれば、未来大へ設置に向けた検討を依頼する。
市企画部看護系大学等担当は「経費の縮減や新たな財源を探すなどして財源確保に努める。未来大の建学の理念との調和を図る作業も進めたい」としている。
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