スルメイカ漁期終了 25年度は694トン 令和2番目の多さ
update 2026/2/6 06:56
2025年度の道南スルメイカ漁が1月末で終了し、函館市水産物地方卸売市場での生鮮スルメイカ取扱量(昨年6月〜今年1月末)は、前年比294トン(73%)増の694トンとなった。令和に入り、2019年度(749トン)に次いで2番目に多かった。1キロ平均単価は919円で3年ぶりに1000円を割り込み、落ち着きを取り戻した。
市農林水産部によると、1月はしけの影響や出漁してもイカがいないことから小型船の出漁がなく、市場での取扱量もゼロ。漁期トータルの取扱金額は同1億3003万円増の6億3779万円だった。1月に取り扱いが全くなかったのは12年度以来13年ぶりで、取扱量が1000トンを下回ったのは8年連続。
25年度は、単月の水揚げが前年度を上回ったのは昨年7、8、9、10月の4カ月。9月(230トン)が好漁で、全体の数量を押し上げた。
同部は「シーズンを通じ好調で、特に定置網漁の水揚げが良かった。スルメイカTAC(漁獲可能量)問題で10月下旬〜11月上旬に休漁があったが、この時期に出漁していれば、もっと漁獲は伸びていたはずで残念」とした上で「25年度は、6月にスルメイカの初競りが水揚げ不良で中止されたり、TAC問題で休漁したりと激動の年だった」と振り返る。また、「黒潮大蛇行が終息した影響で、太平洋側へのスルメイカ来遊量が回復してくれれば」と願う。
道総研函館水試の富山嶺研究職員は「昨年8月下旬から分布の中心は東北沖だったが、波及効果として北海道沖にもスルメイカの群れが来遊した。今年度は海洋環境の変化などで冬季発生系群の加入量(漁獲できるサイズのイカの量)が良好だった可能性がある」としている。
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