伏せ込み栽培のアスパラぐんぐん 厚沢部町農振公社

update 2026/1/30 20:06


 【厚沢部】町農業振興公社(町鶉町、細畑幸治支配人)のハウスで、伏せ込み栽培での冬どりグリーンアスパラガスの出荷が進んでいる。外は氷点下の気温が続く中、ハウス内の気温は15〜20度前後に保たれ、甘くて濃厚なアスパラの新芽がぐんぐん育っている。

 同公社は、職員の冬季の雇用対策と収益確保のため、2009年からアスパラの伏せ込み栽培を行っている。公社のほか、町内では農家1戸が取り組んでいる。

 ハウス2棟(8アール)で作り、職員が1本ずつ丁寧に収穫後、作業場で製品(長さ24センチ)に切りそろえ、2S〜2Lサイズに選別。1束150グラムに結束し、1箱に40束(6キロ)詰め、JA新はこだて厚沢部営農センターを通じ札幌市場に送っている。

 温風暖房機と電熱線を使い、室内の気温は昼間だと20度、夜間でも15度あるという。

 伏せ込み栽培は、春〜秋に露地圃場(ほじょう)で根株を養成、11月下旬に掘り上げハウス内の床に伏せ込む。根株を丈夫に育てることが、良いアスパラができる条件だ。国産アスパラの端境期に出荷できるため、高値で取引されるメリットもある。

 今期の出荷は今月14日に始まり、3月中旬まで約3トンの出荷を見込む。細畑さん(64)は「昨年7月の干ばつの影響で例年より細く、Mサイズが中心。昨期より出荷量が少ないため、価格はまずまず。味はいいので、おいしく食べてほしい」とPRしている。

提供 - 函館新聞社

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