益田喜頓賞にRダンスカンパニー「JOMON」 創設から初の二度目受賞

update 2025/10/30 07:43


 函館市文化・スポーツ振興財団(西田正史理事長)は、今年度の「益田喜頓賞」にダンススタジオ「Rダンスカンパニー」(山崎理恵主宰)の25周年記念公演「JOMON」を選出したと発表した。独創性や積極性にあふれたステージ構成が高く評価された。同スタジオの受賞は、同賞創設から初の2度目となる。

 同賞は、函館出身の喜劇俳優益田喜頓さん(1909〜93年)の功績にちなみ、1999年度に創設。過去1年間に市民会館または市芸術ホールで上演された舞台芸術活動が対象で、これまで20個人・団体に贈られている。同スタジオは2009年の10周年記念公演「宇宙へ」で、ジャズダンスとして初受賞した。

 公演は昨年10月26日、市民会館大ホールで開かれ、生徒やゲストら総勢約100人が出演。第1部の「アラジン」では、レッスンクラスの枠を越えたメンバーがヒップホップなどを交えて物語のシーンを展開。第2部の「JOMON」は、札幌のダンススタジオ「ロア」主宰の鈴木明倫さんが振り付けを担当し、「縄文太鼓」を創案した茂呂剛伸さんとピアノ福田基さんのユニット「DJEMP」の生演奏に合わせて「縄文の暮らし」、「自然の脅威」などを表現した。

 受賞理由は、「構成・演出・出演者の技量などすべての面において発表会の域を超え、公演として完成されていた」など。同賞初の2度目の受賞団体にふさわしいと選考された。

 山崎主宰は「まさか2度もいただけるとは思っていなかった。大変だったがやってよかった。次の30周年に向けても夢や目標を持って頑張りたい」と話している。

 表彰式は3日、市民会館大ホールの益田喜頓さん胸像前で行う。

提供 - 函館新聞社

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