改正法施行、クマ対応学ぶ 北斗で研修会

update 2025/9/2 19:51


 【北斗】改正鳥獣保護管理法が施行された1日、函館中央署と北斗市は「ヒグマ出没対応研修会」を市茂辺地住民センター(茂辺地2)で開催した。

 研修会には茂辺地町内会などの町内会関係者や茂辺地小中学校などの学校関係者、トラピスト修道院や、市がハンターとして任命した鳥獣被害対策実施隊など関係団体の34人が参加した。

 冒頭、北斗市の楠川修経済部長が「市は人身被害を絶対発生させないために、迅速な情報提供や正確な知識の共有に務めていく」とあいさつ。

 中央署の上月英司北斗交番所長が「改正法が施行となり、クマ出没時の対応手段が広がるという認識だが、人員が急に増えるわけではない。法律に基づき、できることと、できないことを理解しながら、それぞれの役割を担っていく」と述べた。

 1日から市街地に侵入したヒグマを市町村の判断で駆除できる「緊急銃猟」が可能となった。ただ、現場での対応は難しいことから、研修会では市の担当者が同法の概要を説明。市内におけるヒグマの出没対応状況などを説明し、中央署員が、湯の沢水辺公園やトラピスト修道院駐車場にヒグマが現れたケースを想定して、机上訓練を行った。

 北斗市では今年度、8月31日までに44件の目撃があり、7頭を駆除している。昨年度は目撃22件、駆除2頭なので大幅に増えている。

 研修会では、中央署員が「クマの基礎知識」と題して、クマよけスプレーの使い方などの説明を行った。箱わなの説明を行った市鳥獣被害対策実施隊の谷内田龍司隊長(55)は、「今まで北斗市では市街地にクマが出たことがないが、今後も法に則って、市と警察と連携して対応していく」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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