北斗市、水道基本料3カ月無料に 10月から一般家庭向け
update 2025/8/21 07:34
【北斗】北斗市の池田達雄市長は20日の定例記者会見で、物価高騰などの生活支援事業として、水道料金に関し、今年10月から12月までの検針分で、一般家庭の水道料金の基本料金を無料とする方針を明らかにした。業務用と浴場用は、水道料金と下水道使用料の両方の基本料金を無料とする。池田市長は「物価高騰が続いており、市民の負担感を少しでも抑制したい」と強調した。
北斗市の水道料金の基本料金は、一般家庭(家事用)で0〜6立方メートルが726円、それを超え10立方メートルまでが1210円で、これを超えると、1立方メートルあたり143円の超過料金がかかる。一般家庭では、10月に行う検針分から3カ月間、基本料金が無料となり、超過料金のみ支払うことになる。下水道使用料は減免にならない。
飲食店や工場などの業務用と、銭湯などの浴場用は同期間中、水道料金と下水道使用料の基本料金が無料となる。両方の超過料金は支払うことになる。
また、市長は10月25日に実施する「防災総合訓練」について、7月30日のロシア・カムチャツカ半島付近での大地震による津波警報発令の際の課題を教訓として行うことを明らかにした。
訓練は午前9時に大津波警報が発表されたことを想定して実施。災害対策本部を、大津波で浸水する恐れのある本庁舎ではなく、内陸にある市本町1の市総合分庁舎に置く。
津波避難訓練では、沿岸地域から内陸に移動する際、車だと渋滞が発生して避難できない可能性があるため、市民は徒歩で高台や避難ビルに避難。その後、市の用意した救助用バスで避難所に移動する。
池田市長は7月末の津波警報発令の際の課題について触れ、「浸水する可能性のある避難所に避難された方もいた。津波の避難場所をきちんと示していきたい」と話した。
このほか、市長は森林分野の「Jクレジット」創出事業に参入する方針を明らかにした。適切な森林管理による温室効果ガスの排出削減量や吸収量を国が「クレジット」として認証する制度で、CO2などの排出量削減に関わる取り組みをした事業体は、国の認可を受けて削減量分をクレジットとして企業などに販売できる。
市では、今年度末にJクレジット・プロジェクト認証を受け、来年度から8年間、市有林によるJクレジット創出と売却を行いたいとしている。
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