山車練り歩き、まちに活気 江差姥神大神宮渡御祭が開幕

update 2025/8/10 20:13


 【江差】道内最古の祭礼として知られる姥神大神宮渡御祭が9日、町内一円で始まった。11日までの3日間、各地区の由緒ある山車(やま)13台が情緒あふれる街並みを練り歩き、お祭りムード一色に染まる。

 初日の宵宮祭では、人形や水引幕で飾られた山車が大神宮で「魂入れ」の神事を受けた後、地元の住宅街や商店街などを巡行。晴天に恵まれ、気温も上がり、法被姿の若者や子どもたちが汗をにじませながら山車を引っ張った。各地域では太鼓や笛の音が鳴り響き、住民も沿道に出て見守った。

 今年から「蛭子(えびす)山」(中歌町)の頭取に就任した鹿能剛さん(52)は「今まで経験したことのない重圧を感じる。その中で3日間、事故なく、子どもからお年寄りまで楽しめるお祭りにしたい」と意欲を口にした。

 10日からは大神宮のみこし渡御行列と13台の山車が練り歩く本祭が始まる。同日の「下町巡行」は10日正午から開会式と祭りばやしコンクールの後、午後0時45分出発。午後7時15分ごろからは愛宕町商店街に山車が勢ぞろいする「見せ場」を迎え、午後10時ごろから同神宮で宿入之儀を行う。

 最終日の11日は「上町巡行」を行い、午前11時に祭りばやしコンクールの表彰式を行った後出発。午後9時50分ごろには新地町の繁華街にすべての山車が集結し、祭りの熱気は最高潮に達する。

提供 - 函館新聞社

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