鹿部の山内さん初優勝 女だけの相撲大会、女性力士が熱戦
update 2025/5/13 20:27
【福島】「北海道女だけの相撲大会」(町観光協会主催、函館新聞社など後援)が「母の日」の11日、町総合体育館で開かれ、道内外の女性59人が土俵上で熱戦を繰り広げた。トーナメントで争った結果、彩聖丸こと山内彩聖さん(27)=鹿部町=が初優勝し、横綱の栄冠に輝いた。
今回31回目。本来は福島大神宮境内の相撲場で開催するが、雨天のため、会場を変更した。予選の取組をした後、本選がスタートし、2回戦では、4度の優勝を誇る昨年の覇者、まこデラックス山こと西山まこさん(30)=知内町=が敗退する波乱。
決勝は西山さんを下して勝ち上がった麻炎(あさほむら)こと鈴木麻理子さん(52)=福島県いわき市=と山内さんが対戦し、1分以上の熱戦の末、山内さんが下手出し投げで勝利し、2年連続準優勝(大関)の雪辱を晴らした。福島町内の技能実習生で、ベトナム国籍のチュオンことチュオン・ティー・クエンさん(32)が3位(関脇)に入った。
山内さんは「重圧で動きが硬かったが、その中で優勝できてうれしい。みんなの応援が力になった」と笑顔を見せた。初出場で準優勝(大関)の躍進を見せた鈴木さんは地元の相撲道場に通う経験者で、「目標としていた西山さんに勝つことができて良かった」と話した。
約700人が観戦。土俵際での粘りの攻防や鋭い立ち合いからの一気の押し、水入りになるほどの激戦など見ごたえある取り組みが繰り広げられ、観客も女性力士に熱い声援を送っていた。休憩時間には、知内町の歌手、島あきのさんのステージなどもあり、選手や観客を和ませた。大会は女性の神様をまつる川濯(かわそ)神社の創建500年を記念した1991年に始まり、毎年母の日に合わせて開催している。
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