赤十字病院、閉院を検討 来年3月めど 人口減少、患者数に影響

update 2026/3/24 20:15


 日本赤十字社(東京)は23日、函館赤十字病院(堀川町、平田康二院長)を2027年3月末をめどに閉院する方向で検討に入ると発表した。市内の人口減少の影響で、患者数も減少していることや、医師などの確保が難しくなっているため。当面は現在の診療体制に変更はないという。

 同病院は1939年に日本赤十字社北海道支部函館診療所として開設。58年に病棟を増築し、現在の名称にした。道内には赤十字病院が函館を含めて10カ所ある。

 内科や消化器内科、外科など診療科目10科の急性期病院。医師は常勤換算8・4人が在籍。全体の職員数は同137・3人。病床数は一般94床、地域包括ケア病床12床。函館の二次救急病院を担っていた時期もある。

 日本赤十字社本社は閉院検討の理由として、市の急速な人口減少による医療ニーズの低下を挙げる。医師をはじめ医療従事者の確保も年々厳しさを増しており、医療体制を維持することは困難と判断した。また、「建物が老朽化しており、今後、安全で安定的な医療を提供することは難しい」(本社)という。勤務している職員については「意向を聞き、対応したい」としている。

 同病院に関しては数年前から撤退が取り沙汰されていた。市内の別の場所に移転を検討していた時期もあったが、患者数の減少などから、今回の判断に至ったとみられる。

 医療関係者らは、市内の一部を除いて経営状況が厳しい医療機関が多いと見ており、「人口減少に伴う病院の統廃合や医療体制再編の動きが進む可能性がある」と指摘。一方、「経営母体の違いから、統廃合などは難航するのでは」といった声も聞かれた。

提供 - 函館新聞社


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