小型スルメイカ漁再開 初日は強風で出漁見合わせ
update 2025/11/11 07:34
知事権限に基づき、資源調査のため398トンを上限に漁を認める道内の小型船(5トン以上30トン未満)スルメイカ釣り漁は10日、約20日ぶりに漁が再開された。しかし、再開初日は強風のため、函館漁港(入舟町)からの出漁は多くの船が見合わせた。
小型船釣り漁は、国が定めた漁獲枠4900トンを上回ったため、水産庁が1日から採捕停止命令を発出。5日に5757トンに増枠されたものの、小型船の漁獲量は既に10月24日時点で5896トンとなり、139トン超過していた。道は特例として、道内の小型イカ釣り漁船約200隻の試験操業に充てる398トンを確保。道内の漁業者に限って道沖合での漁再開が認められることになった。上限398トンに達した場合、再び休漁になる見通し。
道は10日、各漁協を通じ特別採捕許可証を交付。渡島、桧山両振興局によると、渡島管内は全14漁協のうち鹿部、長万部を除く12漁協121人分、桧山管内はひやま漁協の44人分を交付済み。
同日午前、函館漁港には自船を整備、様子を見に来るなど何人かの漁師の姿はあったが、海上しけのため出港する船はなく、港は静まり返っていた。3週間ぶりの漁獲、水揚げが見込まれるため、漁師の間には安堵(あんど)感が漂う一方、冬季はしけが多い上、スルメイカの北海道からの南下も始まるため、来年1月末までの漁期でどのくらいの量を水揚げできるか注目される。
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