歌と祈り 聖堂荘厳に ハリストス正教会で「市民クリスマス」
update 2025/12/25 07:11
函館市元町3の函館ハリストス正教会(児玉慎一神父)で24日夜、「主の降誕祭徹夜祷」が開かれた。毎年「市民クリスマス」として信徒以外の参加も呼び掛けており、市民や観光客も訪れる中、聖歌隊の歌や祈とうが続いた。
古くから「ガンガン寺」と呼ばれる教会の鐘の音が響くと、参加者がろうそくを持ち祈りが始まった。祈とう文や聖歌は、聖ニコライが明治時代に訳したもので、ビザンチン様式を基本とした聖堂は美しい歌声と児玉神父の声で荘厳な雰囲気に包まれた。
イエス・キリスト(救主イイスス・ハリストス)の生誕、救いをもたらしたことを祝う象徴として、児玉神父は「聖油」と呼ばれる油で参加者の額に十字架を書いたほか、パンを食べる儀式もあった。
25日は午前10時から「降誕祭聖体礼儀」、1月1日午前0時と同11時に「新年感謝祈祷(新年のお祈り)」を行う。共に参加自由。
提供 - 函館新聞社
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