函水高生、長期乗船実習終え成長の帰港 メバチマグロなど漁獲
update 2024/3/9 21:04
函館水産高校(黒島裕司校長)の2年生35人が乗船した道の実習船「若竹丸」(692トン)が9日、47日間に及んだ長期乗船実習を終え、函館港に帰港した。北太平洋でのマグロはえ縄実習では、メバチマグロなど約5・8トンを漁獲。生徒たちは実習を乗り越え、大きく成長して帰ってきた。
今回の実習では、海洋技術科海技コース17人、機関工学科機関コース18人が乗船。海上では航海術やエンジンのメンテナンスなど、各コースにおける知識や技術を身に付けたほか、2月下旬に台湾へ寄港。その後3月4〜6日には、静岡県の清水港にも立ち寄った。
計5回実施したマグロはえ縄実習は豊漁となり、メバチやキハダ、ビンナガなど約240尾を漁獲。今年も水産卸売業の「カネシメ高橋水産」(札幌)などの協力を得て函館港に接岸後、冷凍されたマグロを次々と陸揚げした。
函館への上陸に先立ち船上で行われた入港・下船式で黒島校長は「マグロはえ縄実習では、実際に見たことのない魚を目にするなど、有意義な実習となったことでしょう。この経験を今後の学校生活に役立てほしい」と述べた。海洋技術科海技コースの菅原健太郎さん(17)は「海上ではつらいことも楽しいこともたくさんあった。中でも実習中は漁獲したマグロを食べる機会があり、とてもおいしかった」と笑顔だった。
同校では今年も6月ごろをめどに、水揚げしたマグロを「函水うまぐろ」のブランド名で、函館や北斗市内のスーパーなどで販売する予定。
その他の新着ニュース
- 旧ヨーカドー函館店活用「グランディールイチイ」、12月20日開業...2024/9/11
- 新造船見学会 函館どつくで初の試み...2024/9/10
- モルック人気拡大へ新たな大会 道南大会&カーニバル...2024/9/5
- 旧国鉄総裁・十河信二と函館出身の妻キク、物語を朝ドラに 愛媛県西条市長ら道南で支援要請...2024/9/5
- 努力する姿に勇気と感動 パラ金の池崎選手、地元函館が祝福...2024/9/4
- 木彫り熊100年祝う 原点スイスから贈り物 八雲町でイベント...2024/9/3
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。